ここ数年、大きな水害が増えています。佐賀県武雄市でも2019年2021年と二度も、大雨による浸水で多くの家屋が被害を受けました。
雨が降るたびに不安な日々を過ごさなくて良いように、アップルホームでは「水害に強い家」をご提案しています。
水害対策ポイント1.家を建てる土地について知る
対策をするためには、まず家を建てる土地の特性を知る必要があります。そこで役立つのが、各自治体が出しているハザードマップです。
ハザードマップは自然災害が起こったときどのような被害が出る可能性が高いか、を地図上に記したものです。
例えば、上図は当社が位置する佐賀市西与賀町付近のハザードマップです。(2022年8月現在。最新の情報は必ず佐賀市のホームページからご確認ください)大雨などの災害でどれぐらいの水害が出るか、想定区域ごとに色分けされています。また、実際に2019年と2021年に浸水した場所も明記されています。
さらに、ハザードマップには土砂崩れや津波などについても記載されているので、家を建てる前には必ず確認しておきたい資料です。
図の中に「洪水による浸水深」と「内水氾濫による浸水深」とあります。洪水(外水氾濫)はイメージどおり、川から溢れ出た水で町が水に浸かってしまう状態です。一方内水氾濫とは、雨水が住宅地の下水などで処理しきれず溢れてしまう状態です。マンホールや側溝から水が溢れて道路から順に浸水していきます。
外水氾濫・・・川の近くで起こりやすい
内水氾濫・・・川から離れていても起こる
水害対策ポイント2.基礎を高くする
住宅を建てる時、まずは地面に「基礎」というコンクリート部分をつくり、その上に基礎パッキン→土台(木材)→柱という順になっています。
基礎パッキンは床下に湿気がこもるのを防ぐために通気層として設置されるので、水が基礎の高さを超えると基礎の中に水が入り、いわゆる「床下浸水」となります。さらに基礎パッキンを超えて土台や柱(いわゆる木構造部分)まで水がくると「床上浸水」です。
基礎の高さは建築基準法では30cm以上とされていますが、一般的な家屋では40cm程度にしていることが多いです。アップルホームではこの基礎の高さを90cmまで上げています。